最近は、新卒入社した会社をすぐに辞めてしまう人が増えていると聞きます。
学生生活と会社員生活のギャップが大きいからなのか、辞めても何とか生きていける選択肢が多いからなのか、理由は分かりませんが、1年目(中には1か月以内という人も)で退職する人も珍しくないようです。
個人的には、本当に心から嫌な環境を我慢して続けることは反対なので、すぐに退職することも必ずしも悪いことではないと思います。
ただ、新卒からすぐに退職した場合、気になるのはやっぱりその後のこと。
次はどうしていくのか、そもそも当面の生活をどうしていくのか、考えなければいけないことがいくつかあります。
失業保険の受給資格があるか確認
まず、退職した後に自分が失業保険手当を受給できるかどうか、確認しましょう。
雇用保険の被保険者である期間が12カ月以上あれば(つまり1年以上勤務していれば)、失業保険手当の受給資格があります。
また、特定受給資格に当たる場合は、6か月以上の被保険者期間があれば受給が可能です。
特定理由にあたるのは、簡単にいえば会社都合の退職の場合。
詳しくはハローワークの公式サイトに掲載されていますが、主な理由としては以下のようなものが該当します。
- 会社の倒産により離職した
- 解雇により離職した(自分に非のない解雇)
- 労働契約と実際の勤務状況が大きく違った
- 賃金が未払いだった
- 退職前3ヶ月間に月45時間を超える残業をしていた
- 会社が各種法令に違反している
- 上司や同僚からパワハラ・セクハラを受けていた
参照)ハローワーク公式サイト
例えば新卒で入った会社がブラックだった…という場合は、たとえ半年で辞めていたとしても、失業保険を受給できる可能性があります。
会社からは、自己都合の退職と書かされていたとしても、例えば残業時間が多かった事実を証明できれば(例えばタイムカードのコピーなど)、特定受給に変更することは可能です。
特定の場合は、3か月間の待機期間なしにすぐ支給が開始されるため、当面の生活を送る上ではかなり大きいです。
なので、失業保険については「すぐ辞めたからどうせもらえないだろう」ではなく、しっかり確認してみるようにしましょう。
自分の行きたい方向性を確認
「どんな会社でも最低3年間は勤めるべき」という人はいますが、個人的には共感できない考え方です。
世の中には、本当にひどい環境で働いている人もいるし、そんな人が我慢して続けるのはむしろ良くないことだと思います。
そもそも仕事って大事ではあるけど、自分の健康的な身体や心を犠牲にしてまで頑張るほど大事なことではないと思います。
好きな環境で心地よく生活できることのほうがよっぽど大事だと思います。
だから、もし本当に苦痛を感じる環境だったから退職を決めたのであれば、あなたの選択は間違っていないと思います。
私も転職経験者ですが、特に若い人は、本当にやりたいことを目指すほうがいい、自分のしたい生活スタイルを重視すればいいと思います。
とはいえ、もしすぐに別の会社に転職を考えるのであれば、やっぱり次の会社からすれば新卒入社ですぐ辞めた理由は気になるポイント。
そこの対策はしっかり準備しておく必要があります。
おすすめは転職エージェントへの相談
そこでおすすめなのは、転職エージェントに相談すること。
「新卒ですぐ辞めたから何の実績もないのに…」と思ってしまうかもしれませんが、現在は新卒ですぐに退職した人や既卒の人など、職歴の浅い20代の人を専門に就職支援を行う転職サービスが増えてきています。
新卒ですぐに辞めてしまったことはかなり大きいことに感じるかもしれないけど、その転職エージェントのコンサルタントからすれば、それほど珍しいことではありません。
むしろ応募者の多くが、長続きせずに辞めてしまった人たちで、そこから再就職を成功させた人もたくさんいます。
だからこそ、その応募者たちが次の就職を成功させるためのノウハウを持っているし、ポテンシャル重視で採用されやすい求人も用意されています。
例えば、求人の選び方や履歴書の書き方、面接での退職理由までひとつひとつ相談してサポートを受けることも可能。自分だけで再就職活動をするより明らかに効率が良いです。
利用はもちろんすべて無料です。(転職エージェントは、応募者の転職が決まった時に企業から仲介料をもらうビジネスモデルのため)
以下、おすすめの20代向け転職エージェントを2つ紹介します。
マイナビ20s
就職サービスで有名なマイナビが運営している、既卒、第二新卒向けの転職支援サービス。
適性診断・カウンセリングから面接対策まで、転職事業を長く続けている企業だけあって、豊富なノウハウや求人情報を紹介してもらえます。
◎公式サイトはこちら↓
>>20代専門第二新卒の転職ならマイナビジョブ20’s!!
就職shop
新卒ですぐに辞めてしまった人から、職歴が無い人、バイト歴が長い人まで、仕事経験が浅い人を対象にした、リクルートが運営する転職支援サービス。
上のマイナビに比べると、より未経験者向けのサービスといえるため、スキルに自信がない人や短い期間で退職してしまった人など、自分の職歴に自信がない場合も安心して相談できます。
◎公式サイトはこちら↓
>>就職Shop
以上、新卒入社からすぐに退職したときの行動についてでした。
もちろん、転職だけが選択肢ではないですし、アルバイトや派遣で働きながら好きなことを始めるなどの道もありだと思います。
関連記事)再就職は、正社員だけじゃなくアルバイトや派遣も考えても良いと思う
▼ビジネスマナーなど仕事の基礎を学べる転職支援サービス
>>経歴に自信がなくてもOK!無料でビジネスマナーを学び転職を有利に
再就職におすすめの転職サイト・転職エージェント
正社員未経験の方も歓迎しているため、気軽に利用できます。
セミナー参加や職業相談などで求職活動実績も作ることができます。
既卒・第2新卒や、新卒入社からすぐに退職した人など、職歴の浅い人も安心して利用できます。
書類作成から面接対策まで丁寧なサポートを受けられます。
すべて女性を求めている求人になるため、女性の方はこちらの求人サイトを通したほうが選考通過~内定の可能性は高くなる傾向に。
正社員よりも給料が高くなる場合も多く、さらに残業無し・時短勤務も可能など、自分のスタイルに合わせて働けるのが魅力です。
マイナビスタッフでは、幅広い職種の仕事を全国から探すことができます。 派遣からゆくゆくは正社員を目指せる”紹介予定派遣”の求人もあります。
>>その他、業界や働き方別のおすすめ転職サイト一覧はこちら
失業保険手当の受給に必要な求職活動の実績。
このサイトでは、おすすめの実績の作り方や、実績に入る活動と入らない活動の基準などについて、半年間の失業期間を経て再就職した私自身の経験からご紹介します。